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中国世界遺産-龍門石窟


 

龍門石窟 文化遺産(2000年)
      世界遺産河南省洛陽の龍門石窟は洛陽市の南に13キロメートルに離れる伊河辺の両側につくられ、西暦493年ごろから約400年を経て、石窟約2000個、石像10万、石碑作品3600あまり、仏塔約40の中国古代歴史と芸術の貴重な文化財を残された。最も代表的な石窟は北魏の「古陽洞」、「賓陽洞」、「蓮花洞」と唐時代の「潜渓寺」、「万仏洞」、「奉先寺」、「看経寺」などである。これら古代芸術大師たち創られた豊富多彩 な芸術石像は中国古代歴史と芸術を研究する重要資料となり、龍門石窟の石碑に刻まれる書は中国書法芸術の珍品である。
洛陽はBC770年に周の都が置かれて以来、北魏、隋、唐など9王朝の都が置かれ、「九朝古都」とも呼ばれる。広い盆地にあるが、山中や川沿いの狭い道からしか入れず、守備に適していたからだ。 とくに洛陽から南へ14km、伊河に石灰石の山塊、東からは香山、西からは龍門山が迫るあたりは、天然の”城門”になっていた。
      北魏の洛陽遷都(AD494年)ころから、その石灰岩の山腹に石仏が彫られるようになった。龍門石窟で、敦煌、大同と並んで中国三大石窟に数えられる。中国の寺院を回って、金無垢で布袋さんのようなご本尊ばかりを見せられてきた日本の観光客にとって、ここに来るとほっとする。どの仏像もわが国の奈良、平安時代の仏像とそっくりだからだ。宋代まで、歴代の皇帝、貴族、豪商らの寄進で造営された石窟は2354窟、仏塔40余基、仏像10万体に上る。損傷が酷い。歳月だけでない。現地のガイド・ブックには「1930年代前後憚りない盗難にあったため、完璧な物はめったに見られない」と記されていた。
      龍門石窟の代表とされるのは、龍門山中央の岩壁の彫られた奉先寺洞の廬舎那大仏像で、高さが17.4mありる。両脇には、大きな菩薩、天王、仁王が並ぶ。いつも観光客で混雑している。かつては、これらの作品全体は、大きな建物で覆われていた寺院だった。唐の高宗の勅願寺で、造営には皇后の化粧料を当て3年9ヶ月をかけた、と言う。
      中央の廬舎那大仏像は、この皇后、後に中国では唯一女帝となった則天武后をモデルにした、と言われている。ガイド・ブックには「造形が豊満秀麗、荘厳雄大で、叡智と慈しみに満ちている」と記されいる。夫が死ぬと、帝位に就いたわが子や弟を廃位、唐の皇族、高官を殺害して自ら帝位に就き、国号を周と定めた。そんな”猛女”の顔だろうか?いや、こういう顔だから権力を掌中にしたのだろう。岩壁に削り込まれた溝や窪み、穴は、ここを覆った建物の屋根の支柱の跡。寺院の大きさが分かる。