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中国世界遺産-承徳避暑山荘


 

承徳の避暑山荘と外八廟 文化遺産(1994年)
      避暑山荘は承徳離宮という別称があり、熱河行宮とも呼ばれ、河北承徳市中心区の北部にある。清朝の皇帝が夏季に避暑し、政務をとるところである。清の康煕四十二年(1703年)に着工し、乾隆五十七年(1792年)に峻工した。総面 積は564万平方メートル、建築面積は約10万平方メートル、建築物は110余棟、えんえんと起伏する塀は長さ10キロもあり、中国に現存する最大の古代帝王の行宮である。
      避暑山荘は素朴、淡雅の山村野趣を格調とし、山水の本来の姿を保ち、長江以南と長城以北の風光を吸収して、大規模の王室庭園をつくった。宮殿は北部民家の四合院の形式で建てられ、黒い煉瓦と瓦を使い、石灰で継ぎ目を塗り、彩色の絵を施していない。
      避暑山荘は宮殿区と苑景区の二大部分に分かれ、宮殿区は皇帝が朝政を処理し、祝典を行い、日常起居をとるところで、面 積は10万平方メートル、正宮、松鶴斎、万壑松風、東宮の四組の建築からなっている。
      苑景区は湖洲区、平原区、山巒区に分け、湖洲区は長江以南の物産豊かな土地の特色に富み、北東の隅に清らかな泉つまりかの有名な熱河泉がある。平原区の西部は一面 緑の草地で、蒙古草原の風光を呈し、東部では古木が高くそびえ、大興安嶺の際なく広々とした森林の景色を呈している。山巒区では丘が起伏し、樹木が生い茂っている。
      避暑山荘の東と北の山麓には雄大、壮観な寺廟群が分布しており、外八廟と言って、康煕五十二年(1713年)から乾隆四十五年(1780年)までの間に陸続と建立されたもので、溥善寺、普寧寺、須彌寺之廟、普陀宗乗之廟、殊像寺の八つである。
      外八廟は漢代式の宮殿建築を基調とし、蒙古、チベット、ウイグルなど諸民族の建築芸術の特徴を吸収して、中国の多様で統一された寺廟建築の風格をつくり出した。
      外八廟の主要な建築は、普楽寺、普寧寺、須彌福寿之廟、普陀宗乗之廟である。金葺きの社殿・妙高荘厳殿が須弥福寿之廟の中心を成す。第6代乾隆帝は、チベットの実力者、パンチェン・ラマの為にこの寺院を建て、ここで自ら彼の講義を受けた。外八廟の寺院群は、巨大帝国・清がモンゴルやチベットなど国内の少数民族を懐柔する舞台として、次々に建立された。